ライブに行った

感想を書くブログ

Superfly Tour 2012-13 "Live Force"@オリックス劇場(12/17、12/18)

2日とも行ってきた。

17日は3階席で音響が酷すぎ。全然音が飛んでこなくて遠くで鳴ってる感じしかしない。それでも後述の通り声量の凄みは感じれるあたりが流石。

18日は1階のちょい左後方くらいの席で音の飛び方が全然違ってこれで同じ値段て詐欺じゃねってくらいの迫力。

この辺はもう運次第か。

みどころ

今回のアルバムはライブを盛り上げるために書いたと思われる曲が多数含まれるので、実際ライブで聴いてどうなのよ!というとこ。まぁリリース前にいっぺん生で聴いてるんですけどね。予習した上で聞くとどうなるのかという。

セットリスト

盛り上げる→ミドル→スロー→「愛をこめて花束を」→長めMC→盛り上げる→畳み掛ける→締め→アンコールといういつもの構成。

改めて考えると、このセットリストってよくできてる。特にすげーなーと思ったのが「愛をこめて花束を」で一旦締めての仕切り直し。流れが切れてちょっと勿体無いようにも感じるけど、テンションをリセットしてギアをローにすることで、畳み掛けたときのハイテンションが強調されてるよなーと。

これがリセットなしにそのままの流れで盛り上げられて畳み掛けられても、テンションの変化が少なくなってクライマックス感はちょっと抑えめになるんじゃないかなーと思う。あと仕切りなおさないと(客の)体力も持たなさそう。

で、みどころについては、盛り上げる→畳み掛けるところでの「平成ホモサピエンス」「Get High〜アドレナリン〜」が想像以上に効きすぎ。完全に狙い通りに機能してるっぽい。

あと、スタンディングオベーションという最終兵器を手に入れた感はある。使い所がラスト(またはアンコールのラスト)しかないというリアル最終兵器。「このアルバムの最後の曲、間には挟まれへんやろなー」と思ってたら案の定。

声量で押し切るタイプと思われがちかもしれませんが、ピアニッシモがめちゃくちゃ上手い。何回でも言います。

特にどバラードで見せる、切な悲しいピアニッシモの表情は至極。ていうか何気にどバラードでなくても見せるんですけどね。

で、そんなピアニッシモを見せたあとに声量で押し切られるわけですからそのダイナミクスたるや尋常ではない。フォルテッシモのためのピアニッシモやし、ピアニッシモのためのフォルテッシモ。

つーか志帆さんのバラードでのフォルテッシモは1階後方でも3階でも半分生音聴こえてます。

生でこんな上手い歌が聴けるのはホンマに幸せ。あとあんだけ動きまわって踊りまくってんのにあの安定感はすごいわ。

MC

相変わらず無難ではあるけど、非常に上手い。無難に上手くこなすことほど難しいこともないでしょう。客を盛り上げるときの間とか完璧すぎる。そんなMCされたら客としては声出して盛り上がらざるを得ない。

おそらくアドリブがそこまで利かない人なんじゃないかなーと感じてまして、喋りに関しては完全に努力の人なんだろうなーと思う。aikoとか喋りかけられたらほとんど処理するからな。

ただ、どういうアドリブを利かせれば客が盛り上がるのかという引き出しを結構持ってはるのは流石の経験値。今回は、前の方で盛り上がってる客に対して「あーこの辺要注意ねー」というのでひと笑いかっさらってた。

ともあれ、あくまで笑わせるのが目的ではなく、ベストのステージをつくるためのMCなのがポイントなんでしょう。どんなステージにしたいのか、どんな思いを伝えたいのか、の補助手段であるというのが徹底されてる感じ。

まとめ

客が参加できてこそのライブ、ライブとはこういうもんだ、っていうライブ。

どっちかってとコンサートにしか行く機会がないので、そういうことを非常に強く感じた。

Force(通常盤)

Force(通常盤)