ライブに行った

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Sing for LiVE(2013/1/14)

大学の時のサークルの、OB主体のライブを見に行ってきた。

方向性の違い

このライブに出てるOBたちは上手い自分たちを見せようなんてことは頭にないんですよね。たぶん。

昔からちょこちょこ話を聞いてるんですが、そもそも土台にあるのが「自分たちは下手くそだから、下手なりに何かあがいて良いと思わせるものを見せよう」という開き直りの理屈。

一方、こないだ見た現役の子たちのライブからは、ただただ「上手くやろう」というような小さくまとまってる印象を受けたんですね。

別にどっちも間違ってないですし、好みの問題だと思います。育ってきた環境が違うからナスがダメだったりセロリが好きだったりするわけです。

ただ、現役の子たちの中に、開き直った方が良いライブするやろなーという子たちがちらほらいたのですごくもったいないなーと思って見てたんすよねー。

その子たちが観客に混じってたので、このライブをどう解釈してどう自分たちの演奏に活かしていくのかなーというのが実に興味深い。

声量

多少ハモってなかろうが縦がズレてようがでかい声量出しとけばで誤魔化せるし問題ないんやっていう演奏を久々に見れて満足です。

逆に、こないだの現役の子のライブで一番気になったのがココでした。上の「小さくまとまってる印象」てのは恐らく声量が大きな原因だと思ってます。アンプで音量上げれば声量のなさをカバーできると思ってないか不安になるくらいの感じだったので。

どんなにいい歌、うまい歌を歌っても小さい声で歌われると(それをアンプで増幅しても)心には響きにくいです。

やっぱプロはすごい

カウントの時点でグルーヴがあるので、「ワン、ツー、スリー」の「ツー」で体を動かされてもうたんですよねー。この前梅田あたりで見た、アクセントの全くないお経のようなカウントをする名前も知らぬミュージシャンとのギャップがでかすぎて感動した。やっぱプロはすごい。

あと、現役の時よりMC上手いなーと野次を処理されたときに感じた。あの反応速度であの返しができるとは。やっぱプロはすごい。

音楽

楽しみながら歌ってる人の歌ってのは往々にして見てる人も楽しませるもんだと思います。自分の中では細かい理屈はありますが、やっぱ感情は声にこもるし、声にこもった感情は聴いてる人の耳に入るんですよね。

OBがライブすると、現役の時より練習量少ないハズやのに意外といい歌になるのはそこが大きいハズ。

そういう意味でも「上手くやろう」て歌は「ここミスらないように」とか考えてもうて小さくまとまりがちだと思われます。自分が一番好きだった後輩バンドが最後の最後でその壁乗り越えたライブしてたことをなんとなく思い出した。

ともあれ

なんかもっとライブ見に行きたいなーと思った。

こういうインプットは大事だなー、と。